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羽生善治の名言から努力とは?思わず目が見開く8つの言葉

羽生善治竜王が、永世七冠を成し遂げました。まだ47歳の若さ。
永世称号を、前人未到である7つ制覇する「永世7冠」を獲得。

思わず羽生氏の名言からかなり学びを得たことを思い出しました。
羽生氏の名言は本当にたくさん見つけることが出来ますが
やはり成功者特有の傾向を掴むことが出来ます。

それは、イチローや松下幸之助といった本物の成功者と通じるところがあります。

羽生善治氏の名言を紹介していきますが、我々凡人が思い浮かべる努力と、彼ら頂を極めた成功者の言う「努力」のニュアンスが違うことがわかります。

それがわかりやすいようにつのカテゴリで紹介していきます。

羽生善治の名言で努力とは?を考えさせられる

 

羽生善治氏の前人未踏の永世七冠とは、ボクシングで言えば7階級でスーパー王者を獲得したようなものです。
1つのタイトルで永世に認定されるのに、以下のような条件があります。

永世竜王:連続5期または通算7期
永世名人:通算5期
永世王位:連続5期または通算10期
名誉王座:連続5期または通算10期
永世棋王:連続5期
永世王将:通算10期
永世棋聖:通算5期

ひとつで永世になるだけでも名誉なことでありますが、
すべてにおいて達成した前人未到の快挙に、本人も震え、将棋界も沸いています。
そして、羽生氏はそれにふさわしい人間性を構えていて
その名言に注目されます。

個人的にも、イチローの名言などと通じるところを感じていて
彼らは合理性と、人間の不安定性・不完全性をうまく調和し、方向性を正しい向きにする調整を
常に行ってきたのが分かります。

それを努力と呼ぶのか、個人的には努力という言葉だとなんか違う気がするという感覚がありますね。
努力が意識をしてやるものだとすると、彼らはそれを無意識に落とし込んで、ゾーンの状態でやっていて
努力という言葉の無理やり感がない感じがします。

それでは、名言を見ていきましょう。

タイミングについての名言

いいときは何事もうまくいくので、むしろ悪くなったときにどれだけ頑張れるかがその人の真価

イチローも言っていました。4000本安打達成した時に「誇れるとしたら失敗した8000本と向き合ってきたこと」
いい時、うまくいく時は悩みから解放される分、成長が止まります。
悪い時に、悩み苦しむことから逃げるのか、もがくのかで違いが出てくることを
羽生氏をはじめとした成功者が口にしているのが分かります。

よいアイデア・直観が生まれる瞬間の名言

アイデアはいろいろな知識が組み合わさることで生まれてきます。最初の段階では、自分が取捨選択した知識を吸収することから始める。するとある臨界点に達したとき、それまで蓄積した知識と知識が結びついて、理解になり、湧き出るようなアイデアが次々と出てくるようになるんです。そうなるまでは、やはり辛抱強く知識を蓄積していくしかありません。

何もないところからはアイデアは生まれず、そこに積もった知識や経験がある臨界点に達した時に、よいものが生まれる、という感覚を大事にしているのが分かります。
「なぜいいアイデアが出ないんだ」とヤケにならず、「アイデアが来るのを待つ」という姿勢で知識経験を積み上げていく
羽生氏の姿が浮かび上がります。

直感は天性のものなのか、環境で育まれるものなのか、私にはよくわかりません。ただ、後から努力の積み重ねで磨かれるものではあると思います。

羽生氏自身、直観のすばらしさと怖さをすごく把握していたようです。
もちろん羽生氏も負けたことがあるので、相手の「直観」にやられたこともあったでしょう。
そういった無意識から来る直観の凄さ、それが人にも自分にもあることを認めた上で
意識の中で磨くことで、無意識の中で研ぎ澄まされていくことを説いているように思われます。

才能とは?に関する名言

私は才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし今は10年とか20年30年を同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。

才能のせいにして諦めたり言い訳をする人はたくさんいます。
しかし、やはり同じ時代を生きたイチローや、羽生善治氏、中田英寿選手、本田圭佑選手
そして、逆に学生時代は才能で輝いていたけど落ちていった全国トップレベルの選手たちも知っているわけですが
継続することの、偉大さ、その力のすごさに圧倒されることがあります。

今回の羽生氏の永世七冠もそうでしょう。

何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、
同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。

はじめの一歩の鴨川会長の名言を思い出してしまいましたが、(努力した者が全て報われるとは限らん。しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!)
その道を志して歩み続けることを決めて、継続することが才能だということに、歳をとるごとに納得していきます。

現実のとらえ方に関する名言

私は「どんなことでもリスクのない状態はない」と考えています。現代は様々なリスクが定量化されているので、必要以上に数値にとらわれると臆病になってリスクが取れなくなります。でも、リスクのない状態はないと開き直ってしまえば、リスクをとることにためらいがなくなります。

すべてにリスクがある。何をしても批判される。
それを受け入れることでためらいがなくなりますね。
今なんでも叩かれる傾向があり、批判する側に回る人が多いですが、批判されても挑戦し続ける人になるための
覚悟が必要なことがわかります。

つい攻め込みすぎて逆襲されるというミスをよくする人が、そうならないようにと慎重に指すようになったら、おそらく別のところでミスを犯すようになるはずです。だから、ミスをなくすというより、自分のミスの癖を知っておけばいいと思います。

戦略の仕方の違いが凡人と違う、ということを痛感させられる言葉です。
AがダメだからB。ではなくて、
Aがダメな時は、自分がA’だからだ。A’が出るときはこういう状態だから対策としてA”出来るようにしよう。というところでしょうか。
ミスの訂正の仕方が学びになります。

すでに過ぎ去ったことは仕方がない。私は、意識的に先のことを考えるようにしています。
反省は勝負がついた後でいい。

人は過去に囚われている。それがメンタルブロックになって前に進めない。もしも、記憶がなかったら、そんなことにはならないものです。
過去のことに意味はないとは言わないけれど、囚われることで、ダメになるパターンはいくつも事例が思い浮かびます。
過去に囚われないことの大切さを学べます。

プレッシャーはその人の持っている器に対してかかるものだ。器が大きければプレッシャーを感じることがないはずだと自分に言い聞かせています

同じプレッシャーでも、器が違えば感じ方が違ってくることを説いています。
変な例ですが、10万円支払うことにすごく「嫌な感情」を伴わないようにするためには、
10万円支払いが、たいしたことがないというレベルの収入になれば、その支払いを「いい感情」で出来るようになります。

プレッシャー、嫌な感情、それは自分の器の小ささからくるものだと自覚することで、
自分を大きくするきっかけともなり得ることに気づかされます。

1回1回の対局は、未知の旅に出る、知らない何かを探しに出発する。私はそんなイメージを抱いて指しています。

羽生氏も勝てるとわかってやっているわけではないことが分かります。
どうなるかわからないものに対して、やり続けた結果が
永世七冠なのですね。

うまくいかない時に関する名言

「もがく時間」はすごく大事です。わからない、迷っている、悩んでいる。そのような時間は、後々の財産になります

成果が出ないときこそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに一歩一歩進めるかどうかが、成長の分岐点であると考えています

遠回りしながらも、もがいて身につけたものの方が、簡単に得たものよりも後々まで役立ちます。

うまくいかない時、それこそが財産であり宝であること。
これはイチローの名言、本田圭佑選手の名言からも痛烈に感じたことでした。

本田選手「谷が深いほど、高い山が待っている」大きな失敗をした時に、誰も経験しないことを経験出来ていること、それを超えられる機会を与えられたことに生きがいを見つけているのを感じました。
イチロー選手も、何も失敗しないでたどり着いてしまったら、深みもないし、成長もないと一掃しています。

チャンスに関する名言

人は追い込まれないと深く考えないし、そういうプレッシャーの中でしか真の実力は養えません。曖昧で答えのわからない状態というのは誰にとってもつらいものですが、私はそういう局面こそ強くなるチャンスだと常に考えるようにしています。

宇宙兄弟の名言、「危機感のないものは成長もない」を思い出しました。
平和や安心を人は求めますが、「危機感」「追い込まれる」からこそ、成長して強くなるので、
それこそウェルカムするものでしょう。
平和、安心を高い価値に置いた結果、そうじゃないことにクレームする弱い人たちが増えすぎてしまったのが現代ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか。
成功した人から学べることは本当に奥深いです。
意識で出来ることは、本当に努力でコントロールしていて、
意識でコントロールできないところは、無意識に託して手放し、
また、意識を磨くことによって無意識が良い選択をする努力をしていることも分かります。

我々凡人では到底無理だ、で終わらせるのではなく
少しでも、彼らの言葉の切れ端から、自分の小さな成功につなげられるように努力していきたいところであります。

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