プロ野球

ヤクルトスワローズ、今も続く「ファミリー球団」のエピソード

昨シーズン2年連続最下位の辛酸を舐めたヤクルト。

今シーズン、現在(2018/5/14)も苦しい戦いを強いられています。

宮本慎也コーチ、石井琢朗コーチ、河田雄祐コーチの加入と小川淳司監督の再登板で雰囲気はガラリと変わった感はあります。

が、ヤクルトは代々良くも悪くも「ファミリー球団」「仲良し球団」と呼ばれるアットホームなチームです。

今年メジャーから帰ってきた青木宣親選手は、20代の頃から年上の石川雅規投手を「カツオ」呼ばわり。

チームの顔、山田哲人選手はライアンこと小川泰弘選手と住んでいたマンションも同じ、移動するにも一緒、買い物も一緒。

チームで一番のいじられキャラ、三輪正義選手は、サヨナラヒットを打っても誰も祝福に来ない。

雰囲気は変われど現在も「ファミリー球団」なことに変わりはありません。歴代オーナーも、選手・チームは家族だと公言してきました。

今日は何故そう言われているか、をゆるりと紹介します。

クビを切られる元・アマチュア界のスター達

プロ野球では毎年100人ほどの選手が引退や戦力外通告を受けたために選手契約を切られます。

残念なことではありますが、プロ野球選手がクビを切られてから次のキャリアに進むための受け皿・転職先(いわゆる第二の人生)は間口が広いとは決して言えません。

なぜならアマチュア野球界でヒーローのように扱われた選手達は「野球以外のこと」は実はあまり知らないのです。

例えば誰もが学ぶ「名刺の渡し方・受け取り方」すら知らない人もいます。敬語もままならない選手だっています。

パソコンの操作もおぼつかない人もいます。

社会人の読者の皆さんは分かるかと思いますが、そういう「社会人経験がない人」は企業や団体に採用され難いです。

そのため元プロ野球選手の肩書を持つ人々へ差し伸べる手は数少ないのです。

「そんな人達」が急にクビを切られ社会に放り出される様は、正にガケから突き落とされたような感覚だそうです。

親会社の資金力

しかし、スワローズは「株式会社ヤクルト本社」という、資本金約300億円超、従業員数1万人超の超絶優良企業が親会社です。

資金力で言えば12球団の親球団の中でもかなりの規模です。

東証一部上場企業ですので、当然信頼もあり、戦前からの歴史もあります。

ヤクルト球団(スワローズ)の株は約80%をヤクルト本社が持っていますので、資金面での心配はほぼ無いと考えていいと思います。

ノムさんこと野村克也さんがスワローズの監督を務めた際には「金はあるのに口だけ出す」とボヤいたほどです。

実際、2018年度の球団別総年俸ランキングは12球団中、6位(総額30億円)とややイメージに反するものがあります。

引退後採用者の多さ

スワローズは「プロ野球選手として」契約を切る選手に対し、球界トップクラスの手厚い「引退選手の雇用」を行っている球団です。

多くの人は「元プロ野球選手=引退するとすぐコーチか解説者になる」と思いがちですが、

そうなれる選手は数パーセントしかいません。非常に狭い門です。

野球に関わる仕事を続けることさえ出来ない人もいます。

しかし、コーチや解説者にすぐなれなくても、例えば球団の雑務や実務を行う職があります。

スカウトやスコアラー、打撃投手やブルペンキャッチャー、用具担当などがそれです。

人によってはそこからコーチになったり、ひいては監督になる人がいます。

無論数に限りがある職種ですので、なれる人は数えるほどですが、ヤクルトには先述のヤクルト本社がいます。

従業員の一人を増やす程度の資金力と受け口は十分にあるのです。

ファミリーとして第二の人生を送る人たち

青柳進さん
ロッテから移籍し、1990年台、古田敦也の控えや代打で活躍した青柳進さんは現在ヤクルト本社の営業部に配属されたのち、営業課長として活躍しています。

杉浦享さん
ヤクルト一筋22年、日本シリーズ史上初の「代打サヨナラ満塁本塁打」を放ったヤクルトの伝説選手は、引退後コーチを経て
現在ヤクルト本社食品事業本部直販営業部次長の職に就いています。

川島亮さん
元自由獲得枠投手。新人王獲得。将来を嘱望されましたがケガに泣き引退。
球団広報を経て1軍マネージャーを務めています。

ファミリー球団の結束力

これはあくまでヤクルトのファミリー球団エピソードのほんの一部です。

現在最下位に沈んでいるヤクルトですが、長期的な目で見れば優勝・日本一になる日は近いでしょう。

今後もファミリー球団であると思いますが、その結束力で球界を制覇する日を目指しています。

今後も選手のエピソードはご紹介しますので、ご期待下さい!

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野球歴はゼロなのに、野球観戦歴は20年の田中・ハンカチ世代。 プロ、アマ問わず野球に関することなら何でも調べるデータ厨です。 「野球経験者よりも面白い野球話」が出来るよう心がけてます。

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