3年前、日本人トップの2時間22分48秒でゴールし、その後の世界選手権北京大会などで、期待された前田彩里(まえだ さいり)が、
左足首手術を初めとする故障からようやく解放されて、3年ぶりに名古屋ウィメンズマラソン2018に帰ってくる。完全復活はなるかに注目してゆきたい。
まずこれまでの前田彩里の鮮烈なマラソンデビューとその後の故障で苦しんだ時期および最近の復活ぶりを見て行きましょう(Wikipedia参照)。
前回の名古屋ウィメンズマラソン2015は結果的に彼女にとって、いろんな意味で重要で因縁深い大会となりました。
まず、2度目となるマラソンで、日本人トップの3位でゴールし、日本歴代8位の記録を出し、世界陸上北京大会マラソン代表に選出されました。
しかも、15km地点過ぎの給水所で、他の選手と交錯し転倒、路面に手足を強打して左手首を骨折し、
左膝にも擦過傷を負ってしまうというアクシデントがあったにもかかわらずです。
しかし、5か月後の世界陸上北京大会マラソンでは、思ったような成績を上げられず、
この大会でのリオ代表の座獲得を逃してしまいます。
その後は、数々の故障に悩まされ、代表選考レースに参加することさえできず、
結局手術(左脚くるぶし下の腱)を含めて、1年以上練習もままならない状態となりました。
名古屋ウィメンズマラソンで、15km以降の怪我を抱えての頑張り、2か月後の仙台国際ハーフマラソン出場など、
体のバランスを崩し、これが他の箇所の故障につながったのでは、と想像されます。
次に、名古屋ウィメンズマラソンに出場の前田彩里に対するネットの反応を見てみましょう。
前田彩里に関するネットの反応
来週は、名古屋ウイメンズマラソンがあります。かなり海外勢も強そうですが、22分台のタイムを持つ前田彩里選手や23分台のタイムを持つ小原怜選手に、初マラソンの関根花観選手とバラエティーに富んだ面子なので、期待しています。 #名古屋ウイメンズ #前田彩里 #小原怜 #関根花観
— ゆー (@ayuayu1987) 2018年3月4日
お、名古屋ウィメンズの招待選手リストにダイハツの前田彩里選手の名前がある!楽しみがまた増えた!
— chocolat@NEXT名古屋ウィメンズ (@choc0lat) 2018年2月21日
マラソン日本歴代10位は前田彩里が2015年の名古屋ウィメンズで記録した2時間22分48秒。松田瑞生がこの数字を目指すには35kmから1km平均3分23秒で走らなければならない。東京五輪への希望の星になれるか。 #大阪国際女子マラソン
— みずがめ座の男@今月冬眠明け? (@mizuradi) 2018年1月28日
今、女子マラソンで最大の推しは前田彩里。なので実は名古屋ウィメンズマラソンの方が気になってます。 https://t.co/XrYaH6gtvr
— Kensei Suzuki (@kenseis) 2018年1月27日
最優秀選手まで取ったか😆
これで名古屋ウィメンズマラソンでも快走したら多分感動で泣く#前田彩里— ささこう (@sasako0907) 2017年11月26日
前田彩里がトップクラスまで戻ってきたのすごいカンドゥー
次はマラソンで魅せてくれ! 名古屋かな?#クイーンズ駅伝— フェミゲリーニョ (@running362) 2017年11月26日
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前田彩里の1年以上のブランクにもかかわらず、ファンの期待は大きいようです。
また、初マラソンの関根花観選手など若手との競り合いにも興味が湧くようです。
まとめ
復活は昨年秋の、全日本実業団女子駅伝予選会および本大会で、10kmですが、区間賞を獲得したことでしょう。
3年前の同じ大会で、区間2位の成績を上げ、そのあとの名古屋ウィメンズマラソンで素晴らしいデビューを飾ったのですから、
今回の名古屋ウィメンズマラソン2018は多いに期待でき、故障を含めた真の意味でのリベンジの大会になるのではと思えます。大いに期待したいと思います。
記録としては、同じダイハツの松田瑞生(22)選手が初マラソンとなる1月の大阪国際女子マラソンで優勝した2時間22分44秒を破るか、
さらに、東京2020オリンピック日本代表選手選考競技会のMGC派遣設定記録2 時間 21 分 00 秒にどこまで、迫るかに注目したいと思います。
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