大谷選手の決め球として大きな話題となっている変化球「スプリット(日本ではフォークとも)」。
ストレートの軌道で急に落ちる変化球の一つです。
メジャーリーグではスプリットを「肘を痛めやすい」として使う投手が少ないこともあり、日本人メジャーリーガー投手の代名詞とも言われました。
日本でもハイレベルのスプリットを投げる投手はそう多くありませんが、福岡ソフトバンクホークスはスプリットを決め球にした名投手が多いのです。
今日は歴代ホークス選手のスプリット動画とエピソードをまとめてみました。
現役選手から昔懐かしい選手までピックアップしましたので、ホークスファンは要チェックです!
目次
千賀滉大(現役)
「お化けフォーク」「ジャイロフォーク」と呼ばれるほど落差のあるフォークボール(スプリット)を投げ、WBCでも海外の強力打者から次々と三振を奪いました。
球の落差、キレ、どれを取っても現役で千賀選手以上のこのボールの使い手はいません。
ボールの握り方がユニークなことも有名です。
デニス・サファテ(現役)
言わずと知れたソフトバンクのクローザー。シーズン歴代最多セーブ記録保持者です。
現在はケガで戦列を離れていますが、球威のある真っ直ぐとスプリットの組み合わせは脅威の一言。
当たっても前に飛ばないと思わせる威圧感、正に球史に残る大選手です。
斉藤和巳(1996 – 2010)
全盛期は投手能力の全てがトップクラスだった斉藤和巳。
スプリットの最速は146キロを記録し、超高速で大きく曲がる超一級品の決め球でした。
肩のケガに泣き、2010年に引退。
現在は主に野球解説、西日本スポーツの専属評論家として活躍中。
馬原孝浩(2004 – 2015)
クローザーとして通算182セーブを挙げ、WBC二連覇に大きく貢献。
野球に対する独特の考えを持ち、ケガからの復活を期待されながらも、移籍先のバファローズでそのまま引退。
引退後は大物選手では異例の鍼灸学校へ入学。2016年に福岡ソフトバンクホークスJr.チームの監督となり同年を持って退任。
現在は評論家として活躍。アマチュア球界指導希望を噂されています。
ブライアン・ファルケンボーグ(現役)
2メートルの身長から投げ込む、角度のあるスプリットで日本に衝撃を与えました。
野球雑誌「週刊ベースボール」に掲載された「ファルケンボーグのスプリット特集記事」を田中将大(現ヤンキース)が読み、
試し投げしたところしっくりきたため投げ続け、後にスライダーと双をなす決め球となった、というエピソードがあります。
ファルケンボーグ選手は2018年現在FAのようですが、4年以上実戦から遠ざかっているため、そのまま引退が濃厚です。
オマケ
大谷選手のメジャーでのスプリット。異次元です。
150km/hのスプリットを2016年クライマックスシリーズで投球。
解説の元メジャーリーガー建山義紀氏に「メジャーでも150キロのフォークボール投げる選手いません」と言わしめました。
決め球として今後広まっていくであろうスプリット。2018年はスプリットを意識して野球を見てみましょう!
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