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平昌(ピョンチャン)五輪ボイコット米国もありうる?開催危機ニュースが増える3つの理由とは?

北との国境まで80kmの平昌で開催される平昌(ピョンチャン)五輪について10月にフランス、オーストリア、ドイツが不参加の可能性を表明して問題となったボイコットの可能性について米国も口にし始めた。
12月に入って開催危機ニュースが増える3つの理由を調べてみた。

平昌(ピョンチャン)五輪ボイコット米国もありうる?開催危機ニュースが増える3つの理由とは?

これまでの米国の平昌五輪参加に対する態度を見てみましょう。

米国の平昌五輪参加に関する発言の経緯

9月25日 米国オリンピック委員会(USOC)のスコット・ブラックマン会長は平昌冬季五輪に米国が参加することを明言し、安全と警備への備えについても自信をみせていた。
12月6日 米国のニッキー・ヘイリー国連大使が「北朝鮮をめぐる緊張が高まるなか、2018年冬季オリンピックへの米国の参加は、まだ未確定の問題だ」とテレビ番組で述べる。
12月7日 サラ・サンダース大統領報道官が記者会見で、米国の参加について「正式決定していない」と述べた。
但し、その後ツイッターに「米国は韓国で開かれるオリンピックへの参加を楽しみにしている」とフォロー。
米国務省のヘザー・ナウアート報道官の記者会見で、「安全で成功的な冬季五輪を開催するための韓国政府のあらゆる努力を支持する」と述べて参加するかどうかの回答を避けた。
12月8日 USOCの広報担当者は、平昌五輪に選手団を派遣する計画に変更はないとした上で、
「2018年の冬季五輪およびパラリンピックにチームを派遣しない可能性について、委員会内部や政府関係者とはいかなる話し合いを行っていない」と述べた。

12月に入って開催危機ニュースが増える理由を3つ挙げた。

開催危機ニュースが増える理由とは

1. 米国は表向き「参加未定」の立場を維持しておいて、北朝鮮の挑発により米国選手団の安全に問題が生じる可能性を考え、いつでも参加中止できるようにする。
これに関連して、国務省もヘイリー国連大使も「米国国民の安全が最優先」と発言している。
2. 朝鮮半島有事が2月ごろに想定されている。
・米中央情報局(CIA)は北朝鮮がICBMを完成させるまで3カ月しかないと判断している報じられた。その期限は平昌オリンピックが開催の2月である。
・朝鮮半島情勢をめぐって中国が北朝鮮との国境付近5カ所に難民収容所を建設する計画を進めている(香港メディアが先日報道)。
・コットン上院議員(CIA次期トップと想定)は「在韓米軍が家族を同伴させることは中断させるべきだ」と発言した。
3. 平昌五輪で大幅な赤字が予想される。
・チケットは売れない
・資金繰りは難航
・開催後も施設維持に赤字が毎年積み重なると予想

この中で、日本として最も懸念されるのが、明らかに、2の朝鮮半島有事です。

韓国政府は、北朝鮮を平昌オリンピックに参加させようと全力をあげたり、「米国が正式発表をしていないだけで、
これ(五輪参加)は文在寅大統領とドナルド・トランプ米大統領との電話会談(11月30日)で、既に約束されている事項だ。
米オリンピック委員会も2カ月前に参加の意思を正式発表した」と発言するなどしている。
しかし、韓国大統領府がヘイリー大使の発言が公表された直後、米国に平昌オリンピック参加問題で混乱を起こさないよう求めたにもかかわらず、米国はこれに明確な回答を示していない。

次に、このニュースに対するネットの反応を見てみましょう。

開催危機ニュースに関するネットの反応


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ネットの反応の多くも、米国の参加未定の裏にある意図を感じています。果たして、朝鮮半島危機は現実のものになるのでしょうか?

まとめ

確かに、2月の平昌五輪は北朝鮮にとって格好の人質であり、最大の手持ちのカードである。
大会開催後、大会全体を人質に米国との交渉要求や、各国に経済支援要求を突き付けるなど、彼らのこれまでのやり方からすると、十分考えらます。

日本政府としても、平昌五輪時に日本国民の安全を確保するためには、
どうするのがベストなのか米国に追随するだけでなく、十分戦略を練っておく、必要があるのではないでしょうか。

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