カップヌードルが今までにない、修正前と修正後の広告をネットにアップしたところ
いろんな意見が出ていて、広告以上にカオスになっている。

いや、広告も非常にカオスだ。
しかし、皆さんいろいろな視点から見るもので、ある人は怒り、ある人は大笑い、炎上なのか良い盛り上がりなのか分からない。
ネットはカオスだ。

カップヌードルの新広告が炎上

10月17日に日清カップヌードルが出した広告が以下。その日の1位のリツイートを記録している。

修正になんでも応えてくれるデザイナーさんが上司からの「チーズ感が足りない」というダメ出しに全力で応えてくれた結果…ミルクシーフードヌードルの広告がこのような形になりました！ pic.twitter.com/0T7aFfBXtN

— カップヌードル (@cupnoodle_jp) October 17, 2017

デザイナーが上司に「もっとこうしてくれ」とダメだしされる前の広告と、ダメだしされた後の無理やり感のある広告を公開して
そのギャップが面白い広告だが
「こんな上司がいるから」「ブラックだ」
「上司のただの思い付きで、デザイナーが苦労する」
といった、上司のダメ出しについて炎上の声があれば

「無理やり感が面白い」
「大笑いした」
「キーボードに乗っている少年パクリじゃん。笑った」
と盛り上がる声も。

「ブラックだ」と叫ぶ人には
「いや、これネタでしょ？」「なぜそんなに本気になっているの？」
といった声もある。

カップヌードル側の真相は分からないですが
赤文字がきれいな女の人の文字あたり、ネタのような気もしますね。

もっと詳しく見てみよう

上記のツイッターは画像ひとつひとつをクリックすれば全画面で見ることが出来る。

なぜ炎上しているのか、ひとつひとつ見たほうが分かりやすい。

take1？

修正１で出来たもの

修正２　上司より　細かいですね～

修正３　デザイナーさんすごく頑張りましたね！

出典；上記twitter　https://goo.gl/DyoTnK

恐らく炎上している「カチン」と来た人は

「修正になんでも応えてくれる」

という部分にカチンと来たのではないでしょうか？最近は、社畜という言葉が広まっているように、会社にいいなりになることを嫌う風潮が非常に強いです。

私もこの間、スタバにいった時、隣が大学生2人が会話していたのですが「俺、社畜してきたわ」と社畜という言葉を連呼していて、「いうことを聞いてやってる」「従ってやってる」という感がにじみ出ていました。

日本は会社の命令に従ってここまで発展してきたのではあるのですが、個人主義が行き過ぎて、個人を大切にされて「使われる」ということに非常に嫌悪感が出ている風潮が強くなっているんだな、というのを感じます。

私なんかの世代は、個人を大切にされなかったので、ひどい扱いされようが、いい扱いされようが、あんまり関係なくどんな環境であろうが、自分次第と思ってしまいますが時代は変わってきているのですね。

ただ、以下の反応にもあるように「デザイナーに頼めば魔法のように修正してくれるという誤解をうむ」というのはわかりますね。
私もプログラムやってましたが、顧客がわがままに「これこうなったらもっといいものが」と「もっともっと」と相手のエゴでどんどん
修正がとどまることを知らずに行く、ということはあるんですよ。
正直、プログラムによっては根底からやり直さなきゃいけないこともあるのですが、そういうこともお構いなしに言われると確かに困ります。

皆さん、いろんな視点から批判したりしているのが分かります。

ネットの反応

出典：twitter

まとめ　面白いって難しい

面白い、っていうのは難しいですね。
笑いは難しいです。

今回、一見面白いですが、「なんでも修正にこたえてくれる」というたった一言で
カチンっときた人が大勢いたようで、笑えないという人がいたことで
「面白い」って難しいことだな、と感じました。

なかなか手の込んだネタだとは思うのですが、炎上気味ですね。

しかし、このミルクシーフードヌードルというのをちょっと食べたくなってしまったので、カップヌードル側の勝ちかもしれません…。