総合格闘技

【神童】那須川天心、その戦歴と今後への展望

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【神童】那須川天心

キックボクシング史上最高の天才にして最強の19歳。

その新時代の狼煙を上げたのは、16歳の時。

立ち技の格闘技イベントRISEとBLADEにおいて、当時16歳という異例の若さで王座戴冠した瞬間からでした。

 

勢い・実績、両方をひっさげての翌年、17歳の天心は、ISKA(キックボクシングと総合格闘技の団体)において世界王座を奪取しました。

18歳ではムエタイ現役王者ワンチャローン・PKセンチャイジムをわずか1ラウンドでKO勝利している脅威の格闘家です。

人気の秘訣はその『圧倒的KO率』で、なんと24戦全勝19KO。

軽量級(55キロ)でありながら、ノックアウト率8割を記録しているのです。

 

伝説は加速する

ではその伝説の経緯を辿ってみましょう。

その伝説の足掛かりとなったのはアマチュア時代のエキシビジョンマッチ。

当時のあまりの天心の強さに、プロデビュー戦の相手が中々決まらなかったとのこと。

そうして決まった相手はなんとRISEの現役ランカーで七位の有松朝だった。

だがその現役ランカーですら、天心の足元にも及ばず、1ラウンド1分58秒という戦慄のデビューを果たしました。

 

RISEでの三回戦。対戦相手はまたしても現役ランカーで5位の九島亮。

しかし伝説は、その試合10日前からの出来事から成ります。10日前の練習中、天心の左足首靭が二本損傷するという最悪の事態が起きたのだった。

これはさすがに出場辞退をするだろうと誰もが思ったその時である。彼は怪我をおしての強行出場を決行したのだそうです。

その結果、やはり動きは鈍く、力も上手く伝えることが出来ずに倒しきれない。だがその渦中で世界への厳しさを肌で感じながらも、勝利という二文字を意地で手繰り寄せたのです。

 

RISEでのタイトルマッチでは王者・村越優汰に対し、ボクシング漫画『はじめの一歩』に登場するキャラクターを真似た足捌きや多彩な連携を披露する余裕を見せるなど

完全に試合のペース・会場を我が物とし、2ラウンドKO勝ち。

下馬評を覆す破天荒に、【神童】の二つ名をチラつかせました。

 

伝説、神童の物語。

これは誰が何と言おうと伝説である。BLADEトーナメント全試合KO勝ちで優勝。

まるで八百長のように思われるかもしれないが、これが現状であり、全てなのだ。

決して対戦した相手が弱いわけではないのです。

 

その証拠にDEEP☆KICKにおける王者、鈴木真彦をはじめNEWRAIDERS王者の小笠原裕典、

シュートボクシング日本スーパーバンダム級王者の内藤大樹といったKO負けをしたことのない『打たれ強い選手』が集まってのトーナメントだったのです。

しかし、そのどれをもKO勝ちという形で締めくくった天心は、この時から【神童】そう呼ばれることとなったのでした。

 

進化する【神童】は世界を掴む

RISEなどでまたも格闘技漫画『グラップラー刃牙』の主人公の技などを披露し、会場を沸かせる若き王者は、ついに世界へとその眼を向ける。

RISEにてISKA世界バンタム級王座決定戦をISKAオリエンタルルールで決行。

対戦相手の王者フレッド・コルデロイは二階級以上も上のウェイトで試合をする体格とパワーの持ち主。

 

試合が始まると、試合序盤は天心が圧倒するも2ラウンド途中で左拳を痛め、強い左パンチが打てなくなってしまいます。

さらに追い打ちを掛けるようにフレッドのバッティング(頭突き行為)により、右目の視界が二重に見えてしまうダブルビジョンに陥ってしまうのです。

さも、接近し打ち合いに持ち込むことで猛攻を駆ける。結果、3-0の判定勝ちを納めてのプロ13戦、晴れて世界王座を戴冠します。

 

躍進する伝説

その後、18歳でスーパーフライ級王者ワンチャローンやプロボクシングでIBF世界王者にして井岡一翔にも勝利したアムナット、

ムエタイの二冠王ウィンサンレック、アマチュアボクシング5冠王の藤田大和といた名だたる実績の持ち主をリングに沈めてきた【神童】

しかし格闘技ファンの誰もが望むこと、それは頂上決戦。

 

最強のK-1ファイター三階級制覇の現役世界王者、武尊(たける)との試合です。

共に世界格闘技を席巻する二人。その二人は拳を扱う土俵に居ながらも反発する磁石の如く顏を合わせることはないでしょう。

もし顏を合わせるとするなら、それはまさに2015年5月2日に行われた『地球が揺れる日』と銘打たれたあの一戦です。

 

ファイトマネーと有料視聴で300億円が動いた5階級制覇の王者にして無敗の英雄フロイド・メイウェザー対6階級制覇の王者マニー・パッキャオを彷彿とさせるカードが例と挙げられるね。

いずれにせよ、同じ拳と拳をぶつける者として、感情昂ぶる破天荒【神童】那須川天心の今後の動向に要注目であること間違いなしです。

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