ワールドカップ2017カナダ大会で、準々決勝で陳思羽(台湾)に4―0で快勝して4強入りした平野美宇は準決勝で、
中国劉詩ブン(世界ランク4位)にストレートで敗れ、銅メダルをかけて、タイペイの鄭怡静(世界ランク10位)との対戦したものの
これにも敗れて、1回戦で敗退した石川佳純とあわせ日本勢はメダルなしとなった。なぜこのような事態となったのか?
ワールドカップ2017速報平野美宇メダルに届かず! なぜ?
昨年中国勢が出場しなかったとはいえ、この大会で優勝を遂げ、その後のアジア選手権で、上位3名の中国選手を打ち破り、
中国卓球界に衝撃を与えた平野美宇であった。しかし、徹底した平野対策を施した中国の壁を突き崩せなかった。
決勝は中国勢同士、平野を破った劉詩ブンと朱雨玲で行われており、金メダルは中国が勝ち取ることになった。
準決勝
平野美宇0-4劉詩ブン
3位決定戦
平野美宇2-4鄭怡静
本大会の結果(2017/10/30 10:05現在)は以下である。
上位選手の結果一覧
オランダ、ルーマニアなども中国選手に敗れ、2回戦敗退となっている。
中国は、着々と平野対策を行ってきた。
平野と同タイプの自国選手に平野のプレーを模倣させ、4人のコピー選手を作り、
このコピー選手を相手に、中国のトップ選手たちは平野対策を練ってきた。
その効果はすぐ現れ、5月世界選手権で、丁寧 (中国)が平野美宇に4-1で勝利、6月ジャパンオープンで、準々決勝で、
陳夢 (中国) が平野美宇に4-0で勝利するなど、短期間で、平野攻略に着々と成果を上げています。
まとめ
今回の結果で、中国は平野対策を含めた日本対応にさらに自信を深め、
逆に日本は東京オリンピックにむけて、戦略の見直し、再構築を急がれる結果となりました。
コーチ陣を含めた日本選手の一段の奮起が求められます。
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