前田健太は圧倒的な投球内容で中継ぎとしての価値をアピール中であります。

前田投手は、日本で広島カープに所属している頃から先発投手として活躍してきました。しかし、今年のシーズン終盤からプレーオフにかけては、ドジャース首脳陣から
中継ぎとして用いられています。今まで行ったことのない役割で、不安を感じる
事もあったかもしれませんが、プレーオフでは圧倒的な投球内容で、チームに貢献しています。

しかし、前田選手自体、先発ローテーションに入ることが目標であります。
なぜドジャースでは先発ローテから外れたか、中継ぎの重要性の日本との認識の違いなど見ていきましょう。

前田健太はなぜ先発ローテから外れた？

日本での前田投手の活躍を知っている人なら、なぜ前田投手が先発ローテーションから外れてしまったかを疑問に思われるかもしれません。確かに日本では、先発投手の栄誉でもある沢村賞を活躍するなど、先発としての役割を果たしてきました。
そして、メジャーリーグでも基本的には先発ピッチャーとして扱われてきました。

しかし、今回ドジャースがプレイオフ、ワールドシリーズを戦ううえで、必要なのは沢山の先発ピッチャーではなく、限られた先発ピッチャーと、優秀な救援陣です。
なぜなら、プレイオフは短期決戦ですから、シーズンで結果を残し信頼のおける先発ピッチャーだけで、先発ローテーションを回すことが出来るからです。
前田投手は、クオリティスターと呼ばれる、6回以上を投げて自責点3以下に抑えるという評価で、他の先発投手よりも優れていなかったためにプレイオフで先発ローテーションを外れることになってしまいました。

ドジャースには球界が誇るカーショウやスライダーNo1のダルビッシュ有など、投手層が厚いのです。

前田健太の2017年成績は？

2017年の前田選手の成績は防御率4.22で29試合に投げて１３勝６敗１セーブを挙げています。
2016年の成績は防御率がで3.48で16勝11敗でした。
防御率と勝利数を見ても去年の方が結果が良かったと言えます。

ただ数字的にマー君やダルビッシュと大きく差があるわけではありません。

これは、メジャーの最強の打者が前田投手の癖を見抜いて研究してきた証拠ともいえるのではないでしょうか？前田投手は日本で長く活躍してきたこともあり、少ない球数で打者と勝負するというメジャーの方法になれていません。それで、球数が多くなってしまって、途中で降板する姿が多く見られました。私はいくら球数が多くなっても最後まで完投してほしいと思いますが、こればかりはチームの方針ですから仕方がないですね。

ワールドシリーズで投げる可能性は？

前田投手がワールドシリーズで投げる可能性は、ずばりあります。
(と、書いている途中にWS２戦に中継ぎとして無得点で活躍しました）

その理由としては、救援投手にコンバートされてから抜群の結果を残しているからです。
プレーオフで１０月２５日までの結果では、まだ一本もヒットを打たれておらず、もちろん失点もありません。
特に右打者に対しての結果が良く、前田投手の伝家の宝刀のスライダーが冴えわたっています。

また、前田投手は先発を任されていたこともあり、早くに先発投手が打ち込まれてしまったなら、ロングリリーフを任されることもあるでしょう。
このような理由によって、ワールドシリーズで投げる可能性があるのはもちろんのこと、ドジャーズがワールドチャンピオンになれるかの鍵となっているのは前田投手と言えるでしょう。
救援投手ですから、いつ前田投手が出てくるか分かりませんので、私はテレビの前にくぎ付けになっています。

ネットの反応

出典：https://goo.gl/7MgWcg

【マエケン WS初登板で無失点】ドジャースの前田健太投手は、日本時間26日に本拠地で行われているワールドシリーズ第2戦の5回から2番手として救援登板。ワールドシリーズ初登板で1回1/3を無失点と好投した。 https://t.co/60ngmLHm8I

— Yahoo!ニュース 速報や地震情報も (@YahooNewsTopics) October 26, 2017

まとめ

今回のプレーオフでの前田投手の活躍は目を見張るものがあります。
先発での活躍ではありませんが、救援投手として見事に相手打線の火消し役を務めています。
今の状態ですと、相手チームは前田投手が出てきた時点で試合をあきらめてしまうかもしれません。

本当は先発で勝負したいという気持ちがあるかもしれませんが、チームの勝利のために最善を尽くす前田投手をワールドチャンピオンになれるように応援しましょう。

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