4年前ソチ五輪で、金メダルを期待されながら、4位に終わり涙にくれる高梨沙羅への、NHK工藤三郎アナのインタビューが泣けるほど良かったと当時話題になりました。
高梨沙羅はどう変わったのでしょう?今回のインタビューも含めて考えてみました。
工藤三郎アナウンサーの高梨沙羅への泣けるインタビューから4年
4年前、ワールドカップでは敵なしで、ソチ五輪で金メダルの大本命と言われながら、メダルにも手が届かず4位に終わった高梨沙羅への
NHK工藤三郎アナのインタビューが民間にはない深い愛情が感じられたと話題になりました。
工藤三郎アナ「どうでしたか?」・・・
(必死に涙をこらえる高梨沙羅選手)
工藤三郎アナ「よく頑張りました」
(頷く高梨沙羅)
たった二言のインタビューで余計なことは全く聞かず。メダル至上主義の民放のマスコミにはない人間としての深さを感じさせました。
今回、平昌五輪で、高梨沙羅はついに銅メダルを獲得し、前回の雪辱を果たしました。
インタビューでは、こう述べています。
「目標にしていた金メダルには届きませんでしたが、最後にきて一番いいジャンプが飛べました。自分の中でも記憶に残り、
(これからの)競技人生につながる貴重な経験をさせていただいたと思います。(チームの)ほかの人から『お疲れさま』と抱き寄せられた時にはほっとして涙が止まらず、この場に来ることができてよかったと思いました」
「この4年間、悔しさをばねにしてきたが、自分は金メダルを取るような器ではないと分かった。競技者としてもっと勉強しなければ」
今シーズンは、ワールドカップで、まさかの優勝なしで、マレン・ルンビやカタリナ・アルトハウスといった同世代のライバルに、
ときに大差をつけられて表彰台を逃すシーンも目立ち、大不振ではとささやかれてもいました。
成績が振るわないと、化粧法や、愛車ベンツなどに関する私事についても、批判的なコメントが出ることもありました。
この厳しい条件でのこの快挙に日本中が湧きました。
ネットの反応を見てみましょう。
高梨沙羅メダル獲得にネットの反応
外国の方おめでとうございます。
ジャンプ競技に対して真摯な方が結果を出せて嬉しく思います。
出典:YouTube
ほんの一部に、金メダルを取れなかったことへの批判的なコメントもありますが、ほとんど沙羅選手への賞賛の声です。
これまでの試練をどんな思いを抱いて乗り越えてきたかを知っているからでしょう。
まとめ
今回のインタビューでは、自分として納得できるジャンプができたことが、良かったと述べているように、
単なる結果としてのメダル獲得の有無ではなく、周りの雑音に左右されない気持ちの強さや心の成長を見た思いがします。
周りへの感謝や、謙虚さ、今後の目標についてもしっかりした意見を持つようになって、これからルンビやアルトハウスを初めとするライバルと
切磋琢磨して、さらなる高みへの到達にますます期待ができると思えます。
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