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北朝鮮の電磁パルス攻撃に日本は対応できない!?知っておきたい実にマズイ現状

米国の議会報告で、北朝鮮の電磁波パルス攻撃の脅威に対する警告がなされた。日本の場合はどうか?これに対応できるのであろうか?

北朝鮮の電磁パルス攻撃に日本は対応できるか?

(米メディアtelegraph参照)
米国の議会報告で、北朝鮮の電磁波(EMP)の米国への攻撃で、飢餓、病気、社会的崩壊によって人口の90%まで死亡させられる可能性があるとの警告が出た。

EMP攻撃は、核ミサイル攻撃ほどの精度を必要とせずとCIAの核戦略担当者だったピーター・ヴィンセント・プライが議会国土安全保障小委員会で証言した。

彼は、EMP弾頭は大気に再突入する必要なく、爆発させることで、広範囲のエレクトロニクスを傷つける高周波電磁パルスを生成すると説明した。

米国は、近代技術によって、3億2000万人の人口を維持することができているが、電気グリッドを1年間ブラックアウト(大規模停電)するEMPにより、このような大きな人口を支えるのに必要な重要なインフラを破壊するだろう。

最悪のシナリオでは、食料品店での食糧供給は3日以内に消費され、倉庫にある30日間の国家食糧備蓄が消費され始めます。1年間で、人口の90%までが死亡する可能性がある。

しかし、他の専門家らは、「今のところ、大量の死傷者の予測は正しくない」と、北朝鮮が高高度EMP兵器で米国を標的にする能力を持っているというという点に懐疑的意見を表明している。

9月30日に、北朝鮮は、最近、高高度で爆発する電磁核兵器を開発したと主張していた。

まず、核による電磁波による攻撃、電磁パルス攻撃とはどのようなもので、北朝鮮の狙いはなにか?

電磁パルス攻撃とは

核爆発による電磁放射であって、核爆発により核分裂後10ps(ピコ秒)以内に発生したガンマ線(X線)が
大気層の20 – 40km付近の希薄な空気分子に衝突し電子を叩き出し(コンプトン効果)、叩き出された電子が地球磁場の磁力線に沿って螺旋状に跳び、
10ns(ナノ秒)ほどの急峻な立ち上がりで強力な電磁パルスを発生させる。

その結果強力な電場と磁場が生じ,電気的・電子的システムに対し、有害な大電流と大電圧の渦巻きを引き起こし,システム内部の回路網を破壊する。

自然現象として、雷によっても生じるが、核による電磁パルスは地上の半径数百~数千km内に存在する電子機器や送電線に落雷よりもはるかに大きいといわれる負荷をかけて破壊する。

低高度の核爆発では電磁パルスの発生範囲が限定されるが、高高度核爆発であれば広範囲に電磁パルスが発生し、その被害も広範囲に及ぶ。

核爆発の高度が高ければ高いほど被害を受ける地域の半径は拡大する。

現実に核爆発で電磁パルスが起こった事例としては、1962年に米国が北太平洋上空400kmで行った核実験で、
実験場から1300km以上離れたハワイ・オアフ島で停電が発生したことがあります。

もしこれがアメリカ本土ならば、全米規模で電力が失われていただろうとの指摘もあって、
翌年には大気圏内や宇宙空間で核実験を禁止する条例ができたとのことです。
それ以来、上空での核実験は行われてきませんでした(以上Wikipedia参照)。

朝鮮労働党の機関紙・労働新聞のニュースは先月「核兵器の威力を攻撃対象によって数十〜数百キロトン級に至るまで
任意に調整できる我々の水素爆弾は巨大な殺傷破壊力を発揮するだけでなく、戦略的目的によって高空で爆発させ、
広範囲の地域について強力なEMP攻撃まで加えることのできる多機能化された核兵器だ」との記事を掲載した。

では、北朝鮮にとっての電磁パルス攻撃のメリットはどこにあるでしょう。

北朝鮮にとっての電磁パルス攻撃のメリットは?

1. 人的被害を与えない非殺傷兵器として使用される。
・核攻撃に比べて、世界的に非難を浴びる程度が少ない。
・アメリカの同盟国に電磁パルス攻撃を行った場合に、アメリカが直ちに、人的被害を北朝鮮に与える反撃をしにくい。
が一方、高高度電磁パルス攻撃と核攻撃の判別が困難であるため、核弾頭を搭載した弾道ミサイルの発射は、
直ちに相手国からの反撃を引き起こし、核戦争に拡大する恐れがあるとも言われている。

2. 核弾頭を積んだミサイルをロフテッド軌道(高高度)で打ち上げて電磁パルス攻撃を行った場合
・大気圏再突入技術の確立を必要とせず、難易度が低い。
・発射した弾道ミサイルの軌道が相手国のレーダーに捕らえられない上空で爆発できる。
・攻撃対象国の領地に着弾させる必要がなく、迎撃される可能性が少なくなる。
・米国はじめ電磁波攻撃(EMP攻撃)への対策は十分でないと考えられる。
・半導体や電子回路に損傷が防衛設備(THAADなど)に及んだ場合、電磁パルスの強さと
電磁波シールドの程度によっては、米国や同盟国の反撃ができないまたは、削がれる。

日本の場合はどうでしょう。

日本が攻撃された場合

2004年の米国での報告書「電磁パルス攻撃の合衆国への脅威評価」から被害の推計を日本に当てはめた場合、
東京上空高度30kmで爆発した場合には、中国地方を除く本州が被害地域に入り、
高度100kmでは北海道から本州、四国、九州一帯までが覆われるとされている。

ブラックアウト(大規模停電)により、電話やインターネットなどの通信網やガス、水道の供給網が停止し、
飛行中の航空機が操縦不能になったり、電力が供給されなくなった原子力発電所が制御不能に陥ったりする恐れがある。

昨今のように日本の上空を北朝鮮の弾道ミサイルが何度も飛んでいる状況では、ミサイルが上空を通過するとみせかけ、
日本の真上の宇宙空間で核爆発を起こすことも可能となる。現状では、迎撃ミサイルを発射できない可能性もある。

これにより、日本では、何千万人もが餓死に追い込まれるかもしれないとも言われている。

北朝鮮の電磁パルス攻撃に関するネットの反応


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まとめ

北朝鮮は、ハッキングなども含めあらゆる手段で、国際的な圧力に対抗しようとしている。
その能力を甘く見ると、現状の核開発、ICBM開発のように、予測を見誤ってしまう可能性がある。

北朝鮮の弾道ミサイル攻撃への対処だけでなく、電磁パルス攻撃への対応も日本として必要と思われる。

電子機器・回路には電磁パルス対策として防護を施すことを早急に検討することも望まれる。

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