沢村賞の賞金金額と2017年の受賞の反応が気になりましたのでまとめてみました。
プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会は、2017年10月30日に東京都内で開かれました。
5人の委員による選考委員では、セントラルリーグで「最多勝」と「最優秀防御率」の2部門を制した読売巨人軍の菅野智之投手と
パシフィックリーグで「最多勝」と「最優秀防御率」の2部門を制した西武ライオンズの菊池雄星投手の同時受賞を推薦する声もでました。
しかし、ベストワンを選ぶということで、協議した結果、菅野投手の防御率1.59は、菊池投手の1.97を上回っていて、安定度、内容も菅野投手が菅野投手を上回っているとの結論に達して、今年の沢村賞は、「菅野智之」に決定しました。
今年もそうですが昔の賞金金額と変わっているでしょうか?
目次
沢村賞の賞金金額は?
最優秀選手賞と同額でプロ野球の最高賞金300万円を、菅野智之投手は手中にしました。
▶そもそも沢村賞とは?
沢村賞とは、正式には「沢村栄治賞」です。
日本のプロ野球で初めて「ノーヒットノーラン」を達成した伝説の大投手、故沢村栄治氏を記念し、
1947年(昭和22年)の1リーグの時代に制定されました。
ペナントレースで最も優れた先発完投型の賞です。
2リーグ分裂した1950年(昭和25年)から、1988年(昭和63年)までは、セントラルリーグ所属の投手だけが選考対象でしたが、1989年(平成元年)からは、パシフィックリーグにも広げられました。
賞金は300万円で、昔から変わらないようです。
▶沢村賞の選考基準は?
選考基準は7項目あります。
「登板試合数25試合以上」
「完投試合数10試合以上」
「勝利数15勝以上」
「勝率6割以上」
「投球回数200イニング以上」
「奪三振150個以上」
「防御率2.50以下」
の7項目ですが、7項目全てクリアしなければならない規定はありません。
過去には、
金田正一、
村山実、
堀内恒夫、
江夏豊、
平松政次、
野茂英雄、
ダルビッシュ有、
田中将大、
前田健太
など、記録と記憶に残る名投手達が受賞しています。
時々「該当者なし」の年もありますが、毎年誰かしら優秀選手が選ばれています。
今年の受賞者の巨人の菅野投手は、巨人軍からは2002年の年の上原浩治投手以来、15年ぶりです。
「ずっと憧れの賞を受賞して、言葉にならないくらい感動しています」とコメントしています。
今年はハイレベルだった
今年の菅野と菊池のハイレベルな沢村賞争いは、名だたる選考委員を悩ませました。
昨年は、広島・ジョンソン投手が阪神のバッキー投手以来、日本人以外では2人目の受賞をしました。
また、今年の選考が決まった直後に、ダルビッシュ有から、意見がでました。
菅野選手の受賞には文句なしなんですけどね。
2人がすごい数字ですし、別リーグですから2人受賞がベストだと考えています。 https://t.co/TAD4FIgBAN— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2017年10月30日
だからそれだと主観で決まってしまうので文句が出てしまうんですよ。
ベストはNPBとして選考対象の選手の細かいデータを作って記者に渡し、記者に投票してもらうのが1番文句でないです。
MLBみたいに1人1人の記者が誰に投票したかをわかるようにするのが前提ですが。 https://t.co/WzN9mhRYGB— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) October 30, 2017
しかし、当事者の西武の菊池雄星は、「僕なんて、まだまだ」という謙虚な姿勢でした。
15年前の巨人の受賞者の上原浩治は、新人で、最多勝、最高勝率、奪三振、最優秀防御率等の投手タイトルを総なめにして、新人王と沢村賞の栄冠を勝ち取りました。
2009年は、西武の涌井投手が7項目の選考基準全てクリアして受賞しました。
2010年は、広島カープの前田健太が、15勝、174奪三振、完投6、防御率2.21、投球回215回と3分の2、登板28、勝率6割5分2厘で、完投以外の6項目の選定基準ををクリアして受賞しました。
ネットの反応まとめ
〖#読売巨人軍 発表〗#菅野智之 投手の #沢村栄治賞 受賞記念グッズを発売決定!!⇨(https://t.co/Q5i847ENkh)#巨人 #kyojin #Giants pic.twitter.com/3yDxA6qvTL
— ニッポン放送 ショウアップナイター (@showup1242) October 30, 2017
出典:twitter
出典:https://goo.gl/i69qUQ
過去にはW受賞の年もあった
今年2017年は選考委員も菅野投手と菊池投手のW受賞にしようか迷ったようですが
過去にW受賞は2回あります。
1966年
村山実(阪神) 24勝 防御率1.55
堀内恒夫(巨人) 16勝 防御率1.39
2003年
井川慶(阪神) 20勝 防御率2.80
斉藤和巳(ダイエー)20勝 防御率2.83
いずれも超優秀選手で誰でも知っている人ですよね。
しかしなんといっても、過去最高の数字はやはり田中将大選手の24勝0敗 勝率100% 防御率1.27が最強だと思います。
(*もちろん完投数、三振数はもっと数字が高い選手がいます。あくまで総合的に見て)
まとめ
ということで、今年はダルビッシュ選手が問題提起して議論が出ました。
アメリカでは記者の投票制みたいなのがあるみたいですね。
ただ、日本のファンは大方納得しているように感じました。
菊池選手は素晴らしい投手に違いないのですがフォークスに対して本当にボロボロでしたね。
トータルで素晴らしい数字になりましたが、来年さらに安定感のピッチングをみたいです。
■関連記事
>>清宮幸太郎の年俸予想!過去のHR選手を見て分かる意外な相場!
sportsflyhigh
最新記事 by sportsflyhigh (全て見る)
- 【バスケ】身長を伸ばすための鉄則を大公開! - 2018年9月25日
- 大阪桐蔭根尾選手!プロ4球団から注目を受ける!? - 2018年7月25日
- 2018W杯ロシア大会で生まれた歴史的記録たち! - 2018年7月24日
この記事へのコメントはありません。