日本のロシアW杯も終わり、今まで代表を引っ張ってきた長谷部や酒井高徳らが引退表明をした。
本田圭介もその一人だ。
本田は今大会が始まる前から「これが最後のW杯」と口にしていた。
彼が最後に代表ユニフォームを着た姿は、大逆転負けをしたベルギー戦だった。
本田が初めて日本代表のユニフォームを着たのは2008年だった。
ここから本田伝説が始まった。
彼が世間から注目を浴びるようになったのは、当時日本の10番を背負っていた中村俊輔との
ポジション争い。そして、フリーキック争いだ。
覚えている人もいるだろう。2009年、オランダとの親善試合、後半日本はフリーキックのチャンスを得た。
ボールをセットしたのは当然中村俊輔。
中村俊輔は世界でも「フリーキックの名手」と謳われ、中村の左足には億単位の年棒がかけられるほどだった。
しかし、そんな中村に本田は「俺に蹴らせろ!」と自らボールをセットし直したのだ。
新米の選手が大先輩の中村にとった行動に、翌日のスポーツ記事一面には
「本田が中村俊輔に噛み付いた」と、試合内容よりも大きく取り上げられ
本田はバッシングを浴びた。
しかし本田はそんな批判ももろともせず結果をだし存在をアピールし、いつのまにか代表には欠かせない選手になった。
そして自身初のW杯は2010年南アフリカ大会。
グループステージ初戦、カメルーン相手に得点をあげ世界を驚かせた。
続くデンマーク戦でも、今では本田の代名詞「無回転フリーキック」を鮮やかに決めてみせた。
この活躍に名門ACミランが目をつけ、なんと2013年ACミランとの正式契約がかわされた。
本田に渡された背番号は、「10番」
○代表での活躍
本田は、香川真司と同様日本のエースとして新たな日本代表を作り上げてきた。
いかなる時も甘えや妥協を許さず、プロフェッショナルな思考を貫き通してきた。
それだけに世間は本田に注目し、結果を出せなければ批判され結果をだせば評価されるといった
過酷な立場にあった。
しかし本田自身は、今回のW杯前にこう発言している。
「自分は常にプレッシャーの中で生きてきた。だからこの場に居る」
本田はプレッシャーを武器にしてしまうメンタルをもっている。
日本にPKのチャンスが訪れれば、躊躇なくボールを手に取り「俺が蹴る!!」とチームのプレッシャーを自分のプレッシャーに変えてきた。
そして経験を重ねるにつれ、本田の中で何かが変わったのか
今までのエゴイストのようなプレー、発言ではなく、チームのために闘う姿勢を見せた。
今大会でもスタメン起用ではなくスーパーサブの役割をしっかり果たし結果をだす。
ベンチにいる時も、誰よりも大きな声でピッチにいる選手に指示をだす。
ベルギー戦で破れ敗退が決まった時も自身の悔しさよりも、泣き崩れる選手に近寄り肩を抱き寄せ声をかけた。
本田は最後の最後に、チームのために闘う姿をみせてくれた。
ネットの意見
ロシアW杯が終わり…
次々と選手が代表引退を表明している。
DF酒井高徳(27)
MF長谷部誠(34)
FW本田圭佑(32)いつかはやってくる… pic.twitter.com/Lxs5yfDsvY
— 17の誇りを胸に (@Sagantino_17_) 2018年7月3日
今回は代表引退になる選手が多そうだな。
4年後の年齢。
川島39歳
長谷部38歳
岡崎36歳
長友35歳
本田35歳
乾34歳
香川33歳
吉田33歳
柴崎30歳カタール大会にいる可能性があるのは、下の4人くらいかな。
世代交代は楽しみだけど、なかなか難しそう。とりあえず、秋の親善試合6試合に期待したい。
— 悠斗 (@yuto_le) 2018年7月2日
本田代表引退か…
このシーン胸熱すぎる
みんなを引っ張ってきてくれてありがとう
4年後は今日いたメンバー中心となって頑張ってくれるはず pic.twitter.com/P3vVQsJeOb— しろたん💓やましょーに浮気中 (@gomachel) 2018年7月2日
○最後に
様々な発言、行動で良くも悪くも世間から注目の的となってきた本田圭介。
しかし彼の残した成績、活躍は、日本のサッカー界の歴史に名を残すだろう。
今大会、サブでの出場にもかかわらず、グループステージでのベストイレブンに本田は選ばれた。
最後に「これからの若い世代に期待したい」と語った本田。
彼が日本代表に残した痕跡は、まさに「レジェンド」だ。
日本サッカーを応援する者にとって、本田圭介という男はこれからも語り続かれていくことだろう。
約10年間、日本代表のエースとして活躍してきた本田。
sportsflyhigh
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