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インドネシア高速鉄道の2017年10月最新情報!来年初めに工事開始は本当か?

インドネシア高速鉄道(ジャカルタ-バンドン)の起工式が2016年1月に華々しく行われてから1年9か月、
何度かの本格工事スタートのニュースがあったが、遅れに遅れ、最近来年初めからとの報道があった。
果たして本当に始まるのだろうか、また、2019年完成など可能なんでしょうか?これまでの経過を見てみました。

インドネシア高速鉄道の2017年10月最新情報!工事開始?

インドネシアのエンガルティアスト・ルキタ商業相は、首都ジャカルタと第2の都市バンドンを結ぶ高速鉄道の建設が来年初めにキッキオフを目指していると語った。

2年前に51億米ドルのプリジェクトが中国の開発業者授与されたプロジェクトは2019年完成を目指して、昨年から始まっているはずだった。

2016年1月に起工式が行われたものの、土地問題に妨げられ、インドネシアの他の多くの
インフラプロジェクトと同様に、このプロジェクトの実際の実施は先延ばしになってきました。

ルキタ氏は、10月13日、トレード・エキスポ・インドネシア2017年でアジア・タイムズ紙に対し、
「問題はすでに解決されていると私は信じている」と語った。
「建設は来年初めに始まる」と同プロジェクトに関連する土地の取得が終わりに近づいていることを示唆した。

商業相は「土地問題だけではない中国からの融資問題もある」と指摘しました。
以前は、総費用の75%を提供することを約束していた中国開発銀行は、資金を調達することを拒否した。
代わりに、途中の多くの土地所有問題が解決されるまでとして、45億ドルの融資を行った(ASIA TIMES参照)。

インドネシア高速鉄道(ジャカルタ-バンドン)のこれまでの経緯を見てみましょう。

インドネシア高速鉄道(ジャカルタ-バンドン)の経緯

2015年9月3日 インドネシアは日中が競合していた高速鉄道計画(ジャカルタ- バンドン)の撤回を発表し、入札を白紙とした。
2015年9月29日 政府の財政支出や債務保証を必要としない中国案の採用を発表した(2015年に着工し、2019年に開業する予定)。
2016年1月 バンドンでジョコ大統領が出席のもと、起工式が行われた。
2016年2月 主要欧米各紙が「中国の55億ドルの高速鉄道計画が停滞」と報道した。着工には至っていない。
中国側からの書類提出が完了しておらず、審査が進んでいないことが要因というまた、中国側はインドネシア政府に当初の条件とは異なり、
事業への政府保証がなければ資金を出さない土地収用が完全に終わらなければ資金提供しないという条件も突き付けているともいわれていた。
2016年8月 必要な建設許可証を政府が発行する予定となった。
2016年11月 「ジャカルタバンドン高速鉄道中国の融資を得る」と報じられたが、必要な土地の82%が取得されたものの、
100%土地が取得された後にのみ銀行の資金調達が可能となるということで、結局延期された。
2017年3月 土地、財政、安全上の問題により、プロジェクトが停止している。インドネシア空軍が、
ジャカルタ郊外のハイルム・ペルダナクスマ空軍基地周辺の49ヘクタールの土地を駅の建設のために解放することを拒否しているのも含まれる。
2017年4月 中国インドネシア高速鉄道共同事業体 と7企業からなる高速鉄道建築請負共同事業体間で47億USドルのエンジニアリング、調達、建設(EPC)契約が結された。
2017年5月 中国側が融資の条件とした土地収用完了にメドが立ったため月内にも本格的に始まる見通しとなった。

この時点で、このプロジェクトが大きな進捗を見たのは、ジョコ大統領が北京で開かれる「一帯一路協力サミット」に参加した際、
これに合わせて資金調達で合意したいとの思いがあったためである。
このため、ジョコ政権が建設用地の強制収用に着手し、中国開発銀行が融資の条件とした土地収用完了にメドが立ったことによる。

さて、今回で何度目の本格工事開始の報道であろうか?
2019年開業の目標は変えず、着工が2年近く遅れている。

インドネシア人特有の楽天的な考えか、これさえできれば、中国、日本、韓国、ロシアが関心を示しているので、
これから先、次々とインフラプロジェクトは、うまくゆくと考えているようである。

インドネシア高速鉄道に関するネットの反応


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中国に逆転受注された本プロジェクトの怨念が日本人にはまだまだ強く残っているようです。

まとめ

この遅れは、建設する中国だけのせいではなく、建設が遅れるのは当たり前と考えるインドネシアの国民性にもありそうです。

工場や橋などと違い広い土地収用が絡む鉄道建設では、この国では
難しさが増し、日本が受注していても、苦労していたかもしれません。

この調子ではまだまだ完成までには時間がかかりそうです。
また、もしこれからスタートして予定通りの期間で完成させたとしたら、
本当に安全性に問題がないのか大いに疑問と思われます。

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