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清宮幸太郎~課題となる守備へ~
清宮幸太郎はピッチャー、ファーストの経験者です。
しかし、プロという狭き門で新たなポジションを求められつつあります。
それは4番の中田翔が同じポジション・ファーストであるという事に他ならないのです。
ピッチャーをしていたのはリトルからシニアにかけてなので論外。
だとすればDHという形で二人を出場させる可能性もあり得るが、将来を見据えた考えで見れば清宮を優先することでしょう。
当初はFA移籍を考えていた中田。しかし昨季の成績が芳しくなかった為『このままチームを出ていくことが出来るはずがない』と、高校卒業からお世話になった感情を吐露しました。
結果、二人は同チームに居合わせることになったのですが。
これはつまり、ファーストをかけたポジション争いになるのでしょうか?
それとも清宮を別ポジションにコンバートするのでしょうか?
遠投110m。50m走6.3秒と外野でも通用しそうな身体能力ですが、果たして外野手適正はあるのでしょうか?
しかし意外な切り口も存在する!?
上記だけを見ただけではマイナスとしか捉えれないでしょう。ですが、ここを北海道日本ハムファイターズの世代交代時期、という風に考えることも出来るのです。
球団の方針は年棒総額をかなり低く設定している為、成績に対する個々の年棒も他球団より低いです。ですから同じホームラン数を打ったとして、筒香より中田の方が打点を上げたとしても球団の方針と経営力から、筒香の方が年俸は多くなります。
つまり球団の母体の規模自体が違うということです。
昨季の中田の成績が伴っていれば、8割予想で阪神タイガースに行っていたでしょう。
しかし今、球団に残って恩返しを出来るとなれば、それは清宮の『教育係り』です。
兄貴分で面倒見がよく、侍の四番。おまけに同じ一塁のポジションと、いつか来たる中田の抜けた大穴を埋めてくれと言わんばかりの存在。
中田は自らの教えをもって、清宮を育てるのではないでしょうか。
ともすれば、清宮は立派な日本ハムファイターズの中田二世となり、正捕手一塁・4番の椅子を受け継ぐこととなります。
プロ入り後にコンバートする、というのは高校時代の投手が野手になるという流れであれば
ソフトバンク・ショートの今宮が良い例ですが、ファーストからのコンバートはあまりにもリスキーな選択。
球団の意図としては、今年いっぱいで中田を出したいと考えるでしょう。
それは予算に対する昨季の成績や、今でこそ結婚し大人しくなった入団当初からの素行の悪さだけを天秤に掛けた偏見の見方かもしれません。
しかしその予算=年俸の幅と考えるのが中田ならば、可能性やこれから得るであろう外での経験に興味を示すのも一理あります。
清宮幸太郎に対するネットの意見
村上「内海からHR!」
テレビ「……」村上「打率3割超え!打点リーグ2位!」
テレビ「……」ヤクルトファン「誰か反応して」
テレビ「……」清宮「実戦復帰しました」
テレビ「清宮公式戦フル出場!」「守備で魅せた!」「4打数ノーヒットも今後に期待!」
— はるさめつばめ (@harusametsubame) 2018年4月14日
清宮くん
今日は守備にもついてくれて、
初めて生で見れて良かったです🙌
同年代としてぜひ頑張ってほしい!#清宮幸太郎 pic.twitter.com/zZcu3OpZKg— 🎏日花 (@Nichika_5151) 2018年4月14日
中田の実力をもってすれば阪神球団最高額にして、現年俸の倍となる4億も目下?
いずれせよ、清宮にとっては打撃以上に守備を集中して鍛えていくことは当面の目標となるはずです。守備が出来てこそ、初めてスタメン起用を視野に入れられるのですから。
酷い時では1試合で2失策(エラー)をしてしまうことも。
そのウィークポイントを清宮自身も理解しています。その証拠に『七日連続でバットを振らず、走塁・守備練習』という完全な弱点克服に向けた取り組みを自主的に行っています。
先輩の中田にアドバイスを仰ぎ、ひたすらノック。走って、取って、アドバイス。
開幕2軍スタートを迎えた清宮だったが、本人は特に焦る気持ちもなく栗山監督も「マイペースに、自分のペースでゆっくりで良い」と、一言。
育成の最も上手いチームだけにその安心感を否めないです。
一軍で活躍する清宮幸太郎を期待するのは当然だが、まさか守備のファインプレーで球場を沸かせるなんて日が来たのなら、きっとネットのアンチはもちろん、新聞の一面をも飾ることになるでしょう。
弱点を強みに変え、ピンチをチャンスに変えた時、真の清宮幸太郎を見る事が出来るはずです。
sportsflyhigh
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