ダルビッシュ有の成績のメジャー版って実際のところ
どれくらいスゴイ成績なのでしょうか?
田中選手とかもそうなんですが、ニュースで聞く、イメージと実際数字見たイメージってけっこう違うこと多くないですか?
そこで、今回、2007年の松坂大輔投手以来、ワールドシリーズでの先発という大偉業を成し遂げる予定の
ダルビッシュ有選手のメジャーでの数字を、主な他のメジャー投手と比較してみていきましょう。
目次
ダルビッシュ有の成績のメジャー版はこれ!
調べたところ、シーズン中のダルビッシュ有選手の成績は以下となります。(ポストシーズンは含みません)
2012年 レンジャーズ 防御率3.90 16勝9敗 29試合 完投0
2013年 レンジャーズ 防御率2.83 13勝9敗 32試合 完投0
2014年 レンジャーズ 防御率3.06 10勝7敗 22試合 完投2
2015年 レンジャーズ 登板機会なし
2016年 レンジャーズ 防御率3.41 7勝5敗 17試合 完投0
2017年 レンジャーズ 防御率4.01 6勝9敗 22試合 完投0
ドジャース 防御率3.44 4勝3敗 9試合 完投0
数字だけ見ると、2013年がピークであり、その後2015年のトミー・ジョン手術以降微妙といえば微妙です。
2017年移籍を足すと、10勝12敗となり、4年ぶりの2桁勝利であり
ポストシーズンは報道されているように、計11回1/3を2失点、14三振で防御率1.59と
かなりいい数字を残していますので、ピーク時の2013年に近づいていると言えるのではないでしょうか?
有さん、今日は素晴らしいピッチングでした、そして我が友で有り最高のチームメイト。プイグ@faridyu great outing, such a great friend & a super teammate #PuigYourFriend #ThisTeam 🇯🇵💪🏽🙏🏽 pic.twitter.com/q5HtPoWnqi
— Yasiel Puig (@YasielPuig) 2017年10月18日
ダルビッシュ有の成績のメジャー版を田中将大と比較してみた
ダルビッシュの数字がすごいのかどうなのか?(いや、MBLのレギュラーとるだけで神様みたいなものですが)
単独で見るとよく分からないこともあるでしょう。
ですので他の人の数字と比べてみましょう。
比較するのは田中将大投手
2014年 防御率2.77 13勝5敗 20試合出場 完投3 完封1
2015年 防御率3.51 12勝7敗 24試合出場 完投1 完封0
2016年 防御率3.07 14勝4敗 31試合出場 完投0 完封0
2017年(暫定) 防御率4.56 14勝12敗 31試合出場 完投1 完封1
今年は乱調で「田中ガチャ」なんて言葉が流行ったり「ジギルとハイド」なんて言われたりしましたが、それでも勝ち越していて
超重要なところで勝っています。
もしかしたら、重要なところで毎回負けていたらローテから降ろされているかもしれません。
今年、心配でしたが、それでも信頼できるのは本当に窮地に強いからです。
ポストシーズンはダルビッシュ選手と同じく、脅威の防御率で締めています。
こう見ると、防御率2点台ってすごいことなんだな、と分かります。
ダルビッシュ有の成績と松坂大輔と比較してみた
最近は炎上してしまう松坂投手ですが、2007年前後は今の田中マー君くらい
彼に任せれば大丈夫、というくらいエネルギーに溢れ、窮地で絶対に勝ってくれる、みたいな存在でした。
レッドソックス等の時代
2007年 防御率4.40 15勝12敗 32試合出場 完投1 完封0
2008年 防御率2.90 18勝3敗 29試合出場 完投0 完封0
2009年 防御率5.76 4勝6敗 12試合出場 完投0 完封0
2010年 防御率4.69 9勝6敗 25試合出場 完投0 完封0
2011年 防御率5.30 3勝3敗 08試合出場 完投0 完封0
2012年 防御率8.28 1勝7敗 11試合出場 完投0 完封0メッツ等の時代
2013年 防御率4.42 3勝3敗 7試合出場 完投0 完封0
2014年 防御率3.89 3勝3敗 34試合出場 完投0 完封0
今こうして確認すると2008年の18勝3敗ってすごいですね。
これは29試合で達成なので、打線援護も良かったことがうかがえますが、やっぱりこの年まで「持っている」人だったんだというのが分かります。
2008年に出し尽くしたというか、最高すぎたような感じも受けます。
松坂選手の成績を見ても、防御率2点台はメジャートップレベルというのが分かります。
そして、「維持」することの大変さを感じます。
やはり松坂選手も怪我を繰り返して今の状態になりましたので。
ダルビッシュ有の成績と野茂英雄を比較してみた
ドジャース等の時代(チームは転々としている。マイナー契約も含む)
1995年 防御率2.54 13勝6敗 28試合出場 完投4 完封3
1996年 防御率3.19 16勝11敗 33試合出場 完投3 完封2
1997年 防御率4.25 14勝12敗 33試合出場 完投1 完封0
1998年 防御率4.92 6勝12敗 29試合出場 完投3 完封0
1999年 防御率4.54 12勝8敗 29試合出場 完投0 完封0
2000年 防御率4.74 8勝12敗 32試合出場 完投1 完封0
2001年 防御率4.50 13勝10敗 33試合出場 完投2 完封2
2002年 防御率3.39 16勝6敗 34試合出場 完投0 完封0
2003年 防御率3.09 16勝13敗 33試合出場 完投2 完封2
2004年 防御率8.25 4勝11敗 18試合出場 完投0 完封0
2005年 防御率7.24 5勝8敗 19試合出場 完投0 完封0
野茂選手の1年目素晴らしい数字ですね。
時代は違いますが完投4と完封3も素晴らしいし。
また32,33歳で復活して2年連続16勝というのも年齢を考えるとすごいですね。
あらためて、メジャーの先駆者(2番目ではありますが)野茂英雄の偉大さに気づきました。
ダルビッシュはピンチに強い!
ダルビッシュ選手はピンチに強いというイメージがありますが、
実際に数字でも示されているようです。
J-SPORTSの2017年5月の記事において以下の数字が示されていました。
2017年5月までの通算成績のデータです。
・被打率:.218→.177
・被OPS:.666→.515
・K/BB:2.80→3.94
・被本塁打:20→5※OPS:出塁率+長打率
※K/BB:奪三振÷与四球
出典:https://www.jsports.co.jp/press/article/N2017051016331501_2.html
このように明らかに、ピンチになると何かしらのスイッチが入り
スーパーダルビッシュになるのは確かなようです。
そういえば、テレビで見ると目から炎が出ていました(^^;
まとめ
このように数字で比較すると、また見方も違ってくるでしょう。
数字的にはマー君の方が上で、松坂選手や野茂選手のピーク時には及びませんが
大きく乱れすぎている時もないし、近い数字で対抗できるものです。
今後その数字を超える可能性も秘めています。
今年31歳ですので、そう長くはないかもしれませんが、
ピンチの時のスーパーダルビッシュであれば無双のような感じもします。
是非、頑張って欲しいし、ワールドシリーズで松坂選手以上の活躍をしてほしいです。
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2008年の松坂について。
29試合で168イニングを投げていますが、これは一試合あたり平均5回途中で降板していると言うことであり、(6、7、8、9回とブルペンの負担が増える)18勝以上を上げた先発投手としては、最少の投球回数です。四球もリーグ最多であり、球数制限があるメジャーでは先発投手がより長く投げることが求められているので、正直、素直に評価しがたい成績です。