ダックスフントを使ったロシアでの呼吸できる液体実験映像に非難が殺到しています。
日本の反応はどうでしょう。詳細な実験の説明とともに見てゆきましょう。
「呼吸できる液体」実験にロシアで非難殺到!
まず、この実験の目的を含めて、詳細を見てみましょう(Mysteriousuniverse記事より)。
この実験の目的は
液体呼吸というのは空気呼吸の生物が空気呼吸の代わりに、炭素とフッ素原子だけでできているパーフルオロカーボンのような酸素に富む液体を呼吸することです。
これまで、ほとんどの場合は、水より密度の高い液体を機械的に肺に圧送し、その後肺から除去しなければならなかった。液体呼吸が完全に可能となれば、ダイビング、宇宙旅行、医学については、大きなメリットがあります。
ダイバーや潜水艦から脱出した人が急激に水面まで上昇した場合、彼らは減圧症により、命にかかわる可能性があります。
ダイバーの肺をこの液体で満たしたり、その液体で満たされたスーツを作れば、圧力のバランスが取れ、原因となる窒素の蓄積の機会がなくなります。
同様の方法で、宇宙旅行者を呼吸可能な液体の容器に入れることは、Gの圧力から保護することになります。医学分野では、医師は、未熟児のための完全に浸漬するメリット、または身体を冷却して新陳代謝を遅らせるというメリットがあることを見てきました。
「呼吸できる液体」実験とは
ロゴジン副首相がセルビア大統領アレクサンドル・ヴュチクを研究所の新しいタンクと液体の実証実験室に連れていったとき、それを自慢していたのです。
タンクと液体は、防衛産業におけるロシアの優位性を確保できるプロジェクトを開発するために2012年に開設された防衛産業の高度研究プロジェクトのためのロシア財団によって開発されたものです。
潜水艦や重傷を負った兵士の治療のために、液体呼吸は明らかに有益であるとしていた。
実験では、最初に残酷な拷問のように見えたものが放映されました。
研究室スタッフが犬(ダックスフンド)をかかえ上げ、液体を満たしたタンクに逆さまにして蓋を閉めた。
少し動いた後、犬は落ち着きを取り戻し、周りを見回しました。
ビデオは編集されたので、犬がタンクにどれくらいいたかははっきりしませんでしたが、液体が取り除かれ、拭き取られたときに、犬はおとなしくなったように見えました。
ネットには実験が残酷すぎると考える人々の大量の怒りのコメントが書き込まれました。
実験動画を作り、ロゴジン副首相 自身に容器に入り、実験に参加するよう提案した人すらいたそうです。
ロゴジン副首相は大量の批判コメントに、実験に参加した犬は全て生きており健康体だと回答し、 自身がこの犬を引き取って飼育することになったということです。
次に日本のネットの反応を見てみましょう。
「呼吸できる液体」実験に関するネットの反応
は??
ロシアで水中でも呼吸できる液体の実験?!?!
なんでそれを犬で実験しなきゃいけないわけ??
明らかにあのダックス溺れてんじゃん。
出す時も逆さに持って宙吊り状態でぐったり…。
副大統領が飼うことになったって笑って見てた奴が動物を大切にできるんか??
まじで死んでほしい。— みにゃん (@minyan_poyon) 2017年12月27日
人間には「呼吸できる液体」という事前説明で心得ておくことができるが、犬にその説明は通用しない。閉じ込められて水が入ってくれば当然パニックになる。動物の心理状態まで考えて実験してない。
— Ryu🐜 (@invincibleness_) 2017年12月31日
【炎上】呼吸できる液体に犬押し込む…実験映像に「動物虐待だ」と非難殺到 !!じゃあなにでやればいいの?wwwwwwhttps://t.co/QsaKff66ph pic.twitter.com/M5OvBt7Q1L
— top (@7top77) 2017年12月31日
呼吸できる液体とかいうクソどうでもよさそうな需要皆無の液体開発して犬を実験台に突っ込むとかバカなの?ロシアってこんなにバカなの?責任持って開発者が代わりに溺れろ?
— 今年もオタろう上腕二頭筋 (@_ate_hdk_ohn_) 2017年12月27日
ロシアの「呼吸できる液体」の実験としてダックスフンドが液体に投げ込まれている映像見たけど、アレ実際に開発した人たちが液体に顔突っ込んで呼吸出来るか検証すれば良かったのにね。
— 国際政治@なろう参入 (@MasaKunigiwa) 2017年12月27日
ロシアの、呼吸できる液体の実験映像やめて~(;´Д⊂)犬が… 私には衝撃過ぎ。心臓バクバク。 #報ステ
— 進撃のみう (244ENDOLI-x) (@244mewmew) 2017年12月27日
愛犬家プーチンの国で!(オチもつく)>【報ステ】“呼吸できる液体”実験映像に非難殺到(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース https://t.co/jKb7vbMJ9o @YahooNewsTopics
— 澤水月 (@suigetusawa) 2017年12月28日
*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。
ロシア同様、日本でも、「怒りがおさまらん」や「責任持って開発者が代わりに溺れろ」「愛犬家プーチンの国で!」など非難殺到です。
まとめ
映像が衝撃過ぎたようです。実際にはマウスなどで、実験が繰り返し行われたあとに、犬への適用、
ついで人間へとステップを踏む途中段階で公開したというのが、実状だったと思われますが、
人の感情をほとんど考えなかった開発者、副首相のおおきな考え方の過ちが今回の事態を招いたのでしょう。
実際には、新薬の開発などの現場では、マウス、犬、猿などが、人間に適用される臨床実験の前に行われており、
それが公開されていないだけとも言えますが、開発者が大きな視野を持たず、研究の目的のみに目が行くとひどいしっペ返しを受ける事例ではないかと思います。
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