トランプ大統領の指示もあって、26日にケネディ暗殺に関する機密資料が全面公開されると期待されていたが、結局一部のみにとどまった。
今後全面公開はいつになるのか？なぜ延期されたかを見て行きましょう。

ケネディ暗殺資料全面公開はいつ？なぜ延期？

初の太平洋を越えたテレビ宇宙中継が行われた54年前の11月23日午前5時28分に最初に飛び込んできたニュースがケネディ大統領暗殺事件であった。
この衝撃を鮮明に記憶している日本人も多いのではと思われます。

陰謀説などいまだに疑惑に包まれているというケネディ暗殺事件の機密資料に関するこれまでの経緯を見てみましょう（Wikipedia参照）。

ケネディ大統領暗殺と機密資料の公開

1963年11月22日（金）テキサス州を遊説中であった第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディがダラス市内のパレード中に銃撃され死亡した。
1963年11月24日　犯人とされたリー・ハーヴェイ・オズワルドがダラス警察署の中でジャック・ルビーに撃たれて殺される。
1964年9月27日　ウォーレン委員会報告書が公表され、オズワルドの単独犯行と結論づけた。
但し、リンドン・ジョンソン副大統領の黒幕説など謎が多い事件として現在でも論議を呼んでいる。
1991年　オリバー・ストーン監督「米政府の陰謀による暗殺」とした映画「ＪＦＫ」が国民の話題を集める。
1992年　連邦議会が事件の関連記録全てを25年以内に公開することを義務付ける法案を可決し、
当時の前のブッシュ大統領が法律に署名して成立（2017年10月26日が期限）。
但し、大統領だけが公開を拒否する権限を持つ規定になっている。
2017年10月21日　トランプ大統領が「資料の公表を認めるつもりだ」とツイートする。
2017年10月26日　米国立公文書館は、トランプ大統領の指示を受け、ジョン・Ｆ・ケネディ大統領暗殺事件に関する機密指定の資料を公開した。
ただ、約300件の文書については、国家安全保障や法執行および外交関係上の懸念から、今後も非公開のままとするとし、全面公開は先送りされた。
残りの資料は今後、180日間をかけて内容を審査し、改めて公開の可否を決める。

トランプ大統領は「国民は可能な限りケネディ暗殺事件にアクセスし、事件の全容について完全な情報が得られると期待している」と指摘する一方、
一部の資料に関し、関係機関から、安全保障や外交に関する機密情報が含まれているという指摘があったとして
「国の安全に取り返しのつかない害をもたらすくらいなら、再審査を受け入れるしかなかった」と全面公開先送りの理由を説明した。

今回公開されなかったのは、情報収集活動や法執行に関する具体的な内容が記された文書で、
暗殺事件の捜査にかかわった人物の身元や、捜査当局への情報提供に果たした役割などの情報が含まれるという。
さらに、捜査にかかわった外国の連携組織についての情報も含まれているようだ。

多くの米国民はいまだウォーレン委員会報告書に疑問を持ち、陰謀説を主張する研究者らも少なくない。
トランプ大統領の選挙参謀だったロジャー・ストーン氏もそのひとりで、
「当時のジョンソン副大統領が事件の黒幕だ」と主張し、機密文書の全面公開を求めていた。
資料全面公開延期に関するネットの反応を見てみましょう。

暗殺資料全面公開延期に関するネットの反応

これCIAが犯人でしたって言ってるようなモノじゃね？
QT @nikkei: ケネディ暗殺文書、全面公開先送り　ＣＩＡなど延期要請 https://t.co/e8iweyD0Gs

— 串焼き　東京壁蹴り代行㈱第一開発室 室長 (@dr_kusiyaki) 2017年10月27日

トランプ大統領が「ケネディ暗殺に関するFBIの調査報告書を公開する」と宣言したが、公開されると都合の悪い「CIA」から延期要請があったと言う。
そりゃそうだ…首謀者と見られる機関にとっては 非常に不味い。https://t.co/3riF3gx7H7

— 🌸大ちゃんママ🌸 (@yobu_dai) 2017年10月27日

【ケネディ暗殺文書、全面公開先送り CIAなど延期要請】https://t.co/s0G0QhD4pP
「これは暗殺へのCIAの関与を自ら語っているようなもの」という反応が多いが、「全面公開すると、ケネディ暗殺陰謀ネタで長い商売ができなくなる」という戦略的判断だったりしたら凄い。

— マライ・メントライン＠職業はドイツ人 (@marei_de_pon) 2017年10月27日

ＣＩＡなどが文書の公開差し止めを主張しているのは、当局に情報を提供していた国内外の協力者の個人情報が明らかになる可能性が高く、協力者が存命の場合は個人の名誉が損なわれる懸念が出ているためだと説明した。https://t.co/gmHh26vDzj

— よしぼ～ (@yocibou) 2017年10月27日

トランプは公開すると先に言う。そして後から安全保障上の理由で公開できないという。最初からこういうシナリオだった。つまりは犯罪は国家がらみということ。
ケネディ暗殺文書、全面公開先送り　ＣＩＡなど延期要請　（写真＝ＡＰ）：日本経済新聞 https://t.co/xFYKm72Ien

— エリック ・C (@x__ok) 2017年10月27日

トランプ
「ケネディ暗殺文書公開して後悔したくない・・・だって命が惜しいんだもん」 pic.twitter.com/0jvxlK6j4s

— 三室屋　泉裕弥狸左衛門 (@senyuyarizaemon) 2017年10月27日

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公開の延期を要請したCIAが怪しいのではという反応が多いようです。

まとめ

CIAともさんざん対立してきたトランプ大統領が今回、CIAの指摘で、
意外に素直に矛を収めたのに引っ掛かります。なにか裏取引があったのでしょうか？

180日後にどの程度公開されるか？これでは、事件への疑惑をますます深めるばかりのような気がします。

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