いつもご愛読いただきありがとうございます。
今回は【エル・クラシコ】についての歴史をお届けしていこうかと思います。
伝統的な一戦として世界中のサッカーファンを魅了する、およそ90年に渡って築いてきた歴史。
それではさっそく迫っていきましょう。
目次
【エル・クラシコ】の発端と歴史
エル・クラシコという伝統が始まったのは、およそ90年も前に遡ります。
1899年、「FCバルセロナが創立されました。
それはスポーツとしてではなく、当時から浅く見られていたカタルーニャの自治を保ち続け、常に世界へその存在価値を知らせ続ける目的で設立されたのです。
それは民の象徴となり続けました。
スペイン継承戦争でスペイン軍に敗北した当時の「カタルーニャ連合王国」は、自治権・言語の使用が禁止されました。
それから激しい弾圧や税金徴収に苦しめられ続けたカタルーニャ。
その後に民主化されたスペインでようやく自治権を認められ、「カタルーニャ自治州」として存在を取り戻します。
しかし今日においても扱いは酷く、2017年にスペインからの独立の是非を問う住民票が行われたりもするほどでした。
そのバックボーンを胸に、カタルーニャの象徴とされてきた自治体運動を、FCバルセロナが参加したことで、運命の歯車は回り始めるのです。
クラブの憲章に、カタルーニャに対する忠誠と奉仕という言葉を刻み、スタジアムでは1714年にカタルーニャが自治権を失ったことに由来し、試合開始から17分14秒経過後に、独立への意志を示す「コール」が響き渡るのでした。
一方の「レアル・マドリード」は1902年に設立され、国王直々に称号を冠する超富豪クラブとして、一気にその名を浸透させていったのです。
それから1950年、その姿は強豪クラブへと変貌していきました。
カタルーニャにとって、バルセロナにとって、フランコ独裁政権からの支持を受けたレアル・マドリードは、自分達に立ちはだかる最大の壁であり、当時の権力の象徴となりました。
これが『民の象徴と権力の象徴の対比』であり、エル・クラシコが「絶対に負けられない試合」と言わしめるバックボーンなのです。
【エル・クラシコ】の視聴率と世界の注目
前述を踏まえ、エル・クラシコはバルセロナにとって、見逃すことはならないということはお分かり頂けたかと思います。
という事で、お次は放送・視聴率についてを見ていきます。
クラシコの地バルセロナでの視聴率は毎回70%を越え、250万世帯以上もがその戦いを見守っています。
また全世界視聴数は圧巻の6億5000万人と、SNSでも話題を呼んでいる現状がフットボール界の中でもより一層の偉大さを窺えます。
日本でも無料放送、有料放送など、視聴環境はさまざまそろえる事で視聴するサッカーファンは少なくありません。
次回のエル・クラシコは 日本時間 2018年5月7日 (月) 3:45~キックオフ となっています。
放送については、本日2018年5月1日時点では、『DAZN』でのネット視聴が決定しています。
ネットの声
36節のカンプ・ノウでのエル・クラシコもイニエスタにとって最後のクラシコになるんだな…
これは絶対勝たないと‼️
残されたコンペティション、リーガ優勝を果たしてイニエスタをチーム全員で気持ちよく送り出してあげたい。
当然、華々しい退団セレモニーも行われるんだろうな…— 完璧・弐式 🇧🇷🏀シルバーマン (@arogantspark) 2018年4月27日
2017年12月23日リーガ第17節エル・クラシコ
リーグで順調に勝ち点を積み重ね首位に立つバルセロナとなかなか波に乗れず不調のマドリーの対戦。前半はマドリー優勢もバルサが耐え忍び前半はスコアレス。後半コバチッチのパシージョからバルサが先制すると今度はカルバハルがバレー選手に…試合は3-0。 pic.twitter.com/XQKtfXmpjv— CULE 2017-18season🇪🇸 (@cule_dae) 2018年4月23日
まとめ
いかがでしたでしょうか。
伝統的な一戦【エル・クラシコ】。バルセロナとレアル・マドリードに潜むバックボーンという部分を掘り下げ、歴史的な部分に迫ったわけですが、政治問題まで関係しているとは思いもよらなかったですよね。
スポーツに政治を巻き込むなとは言うものの、まさかスポーツをフィルターに世間へ伝えるとは、感動しましたね。
ということで今年のエル・クラシコにも注目していきましょう。
その熱き戦いを見逃すな!!では次回も乞うご期待下さい!!
sportsflyhigh
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