理事選での持ち票が候補者中最も少ないと言われる中、貴乃花親方があえて立候補することに踏み切りました。
なぜなのでしょう？果たして勝算があるのでしょうか？

貴乃花理事選落選危機でも立候補強行

定員を上回る11人が立候補することになり、２月２日に理事候補選挙が実施されることになりました。

貴乃花一門（無所属の親方3名を合わせ11人）は、貴乃花親方と阿武松親方のふたりを擁立することになり、
現状では、いずれも当選ライン（理事候補選挙は１０１人の親方の投票による）とされる9票に届いていません。

しかも、一門内の持ち票は、阿武松親方が６票、貴乃花親方が５票とみられ、貴乃花親方は11人の候補者中最低と見られている。

これまで、劣勢と見られながら、逆転当選を繰り返してきたが、隠れ支持者が今回の事件での貴乃花親方の頑なな態度、挙動を理解したうえで、支持するか疑問である。

さらに、理事選に当選しても、評議員会・池坊保子議長は貴乃花親方の理事再任を認めない可能性を打ち出していることから、理事として承認されるかも不透明である。

以上のような逆風の中で、あえて立候補する貴乃花の意図はどこにあるのでしょうか？次のようなことが考えられます。

１． 理事定員10人に11人の立候補により、日馬富士暴行事件があった後、なあなあで終わらせるのではなく、理事候補選挙が実施される状況に持ち込みたい。

２． 「脱タニマチ」、「ガチンコ相撲」（八百長を許さない）を掲げる保守改革派としての相撲道を標ぼうする自分への支持者、
またモンゴル力士会をにがにがしく思っている親方がどれだけいるかを見極めたい。または、他の一門に隠れ支持者がいることを認識しており、勝算があると踏んでいる。

３． 力士かくあるべき、横綱かくあるべき、相撲界かくあるべき、という確固たる理想を持っている相撲道に対する原理主義者の観点から、勝敗は度外視し、自分の信念のまま突き進みたい。

次にこの貴乃花立候補へのネットの反応を見てみましょう。

貴乃花理事選立候補に関するネットの反応

一門とは言え、いまの貴乃花と心中はしないだろうし、
八角サイドからの切り崩しもあるだろう。故に阿武松は貴乃花に反旗をひるがえしている。
貴乃花への支持が広がらない。とりあえず今回は休んで再起を期すのも一考なのだが

https://t.co/MYJgQNKS7k

— ピンからさん (@pinkarasan) 2018年1月30日

貴乃花に応援を！ https://t.co/8yo31mLZZB @nikkansportsさんから

— kuri (@dorodango22) 2018年1月31日

池坊のオバハンが貴乃花が受かっても受理しないだろ
阿武松親方を操り人形にすれば

選挙になれば内々で済ませることも出来ないからな

貴乃花親方、理事選立候補も苦戦か…一門から阿武松親方も　錣山親方も副理事選に名乗り https://t.co/sa5ZSvrAkN @sanspocomから

— サボリーマン(´･(ｪ)･｀) (@strawberryface2) 2018年1月30日

貴親方が相撲協会改革の旗頭になって貰いたい。💢👍🇯🇵

【大相撲】貴乃花親方が立候補　阿武松親方も　理事候補選は投票へ https://t.co/lB6nAAYgeN via @Sankei_news

— aoinomon (@aoinomon) 2018年1月30日

ぜひ、理事長になって白鵬の永久追放、優勝記録全記録抹消　をしていただきたい。　　　　貴乃花親方が理事選立候補へ　当選は微妙な情勢（朝日新聞デジタル） – Yahoo!ニュース https://t.co/oq3xDDEulQ @YahooNewsTopics

— 小林幹幸2／11東京シャッターガールWS (@motoyuk) 2018年1月31日

貴乃花が落選したら協会は自ら黒ですと言ってるようなものだと思うの。まあ黒なんだけどさ。 — 貴乃花親方が理事選立候補へ　当選は微妙な情勢 (朝日新聞デジタル – 01月30日 23:14) https://t.co/lomux0WEhz

— すとちゃん＠夜勤勢 (@sutocchi) 2018年1月31日

貴乃花親方 理事候補選挙に立候補へ https://t.co/hITWg8zm4t 「同じ一門から阿武松親方も立候補する」ありゃ、二人出て共倒れになりゃなけりゃいいのだけど、他の一門から隠れ貴乃花支援者がいると確信できたのかな。

— restrer（リストラ天国） (@restrer) 2018年1月31日

＊規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

貴乃花親方支持する声もありますが、現状での立候補が理解できないとのコメントも数あります。

まとめ

常識的には、あの事件の後であるがゆえに、今回立候補は見送り、
一門の阿武松親方を確実に当選させて、次回につなげるということが考えられます。

貴乃花親方の一門内での求心力が低下したのではとの見方もあり、阿武松親方を理事としたのでは、
自分の立場がなくなると考えたことも可能性としてはあります。

錣山親方が時津風一門から離脱して無所属となった際には、貴乃花親方の支持が広がると見ましたが、
錣山親方は貴乃花一門は支持するが、投票は阿武松親方だとか。相撲界は複雑で、良く理解できません。

しかし、今回の事件を通しても、どうも常人にはその考えを推し量ることがむつかしい貴乃花親方のことですので、
先の3つ以外の深いまたは考えもしなかった理由があるのかもしれません。

また、10票は阿武松親方に回し、貴乃花は自分の１票のみで立候補することを自ら提案したとの話も聞こえて来ます。

貴乃花親方が理事に当選するか、落選しても何票集めるか、当選の場合評議会が理事を承認するかなど、
今回の理事選は従来に増して、見どころが多い選挙となりそうです。

■関連記事

・大相撲理事選挙の結果！貴乃花親方落選への反応「腐ってる」「これでいいのか」

・阿武松部屋の力士一覧と理事選挙で有利な理由は？