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中村晃とホームランから見るこの先の将来性

中村晃とホームランが見る先の将来性

ソフトバンクの正外野手、中村晃は5番に座る2017年本塁打のデスパイネに続く6番打者です。
つい先日(4月15日)にも、両選手による2打席連続アーチをかましファンを沸かせました。

決して本塁打が多いわけではない中村晃選手ですが、6番としてクリーンナップが綺麗にした塁に出る、という仕事はきっちりしています。
またここぞという場面での勝負強さも持ち合わせています。それが2014年の日本シリーズ第4戦阪神との延長10回です。
2対2での場面、なんと中村晃選手はサヨラナスリーランを放ったのです。

ポール際の奥深くへと放った一発に球場は大歓声。勢いそのままソフトバンクホークスは3年ぶり6度目となる日本一に輝きました。
翌年も日本シリーズ栄冠に輝き、二年連続優勝となったソフトバンク。その中心には常に中村晃という人物がいました。

ファンの頭部へホームラン!?

2017年のクライマックスシリーズで、中村晃選手は2ランホームランを打ち話題となりました。
しかし、それは2ランを打ったからではありません。実はホームランの打球が、スタンド最前列にいた女性ファンの頭部を直撃したからでした。

当たった瞬間、その場にうずくまった女性ファンは、応急処置をしましたが裂傷を負ったので病院へ。しかも憧れの人からのホームランボールは下のテラス席へ。散々だったことでしょう。
ですが後日、球団からは中村晃選手直筆のサインが入った試合球が送られた、とのことです。

プロの使用する硬式球はアマチュアの軟式球と違いピッチャーが投げた球が当たっただけでも大怪我しますから、さらに威力の増した打球を受けてこの程度で済んだのですから、むしろ助かったと思うべきでしょう。
でも憧れの人からの打球と考えたら、それさえも嬉しいのかもしれませんね。
とはいえ危険ですので、皆さんも球場での観戦時にはホームラン・ファールボールにはご注意ください。

今後の課題と進化

実は中村晃選手、テレビや動画などで拝見していてとにかく引っ張るプルヒッターということに気付きました。
ここからはあくまでも今後の課題として見た中村晃選手の点と、進化していくであろうプレーの幅を述べさせていただきます。

帝京高校時代の1年秋にして4番に君臨し、高校通算60本のホームランを放つ強打者として名を馳せた中村晃選手ですが、バットコントロールとインパクト時の瞬発力、狙い球を確実に仕留める選球眼。
その強打者の三拍子を持ち併せていながらプレー自体はチーム思考だったのです。そしてプロ入り後もホームランバッターよりも首位打者になりたい。など、その力をチームの歯車として動かして行きたい意向を示します。
ここに新たな鍵を見つけました。

ソフトバンクの打順は1番今宮、2番上林・本多、3番柳田、4番内川、5番デスパイネと6番の中村までに一つの打順が形成されています。
その意図は明確で1番今宮で出塁。2番で進塁。3番柳田で得点。四番内川で出塁。五番のデスパイネで得点。出塁と一発の波を作ることで、相手チームに息を吐かせないというスタイルが特徴です。
その流れで行くと6番中村は出塁、7番松田で得点。という流れになってしまうのですが、デスパイネの三振数は2017年の記録が119個。

打率も2割中間とそこまで高くないのです。ですから自身の進化とプレーの幅がイコールでチームの成長に繋がるのであれば、5番デスパイネで一発、6番中村で一発、7番松田で一発、という豪快な打線へと変えることだと思います。
潜在能力も高く元々ホームランを放つ力のある中村選手ですから、場面によって行われる5番の本塁打王デスパイネからの一発を恐れての敬遠という選択肢を潰す為にも、また自身の勝負を避けたとしても後ろに控える7番松田という存在を際立たせる意味でも、隠されたクリーンナップを作るという意味でも、首位打者を狙えるホームランバッターの道を歩むのも手ではないでしょうか。

 

では改めて最後にネットの意見をまとめてみましょう。

中村晃ネットの意見

ネットで見てみるとかなり好意的な意見が多いみたいですね。
やはりこれから中村選手に期待です。

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